ステラ誕生秘話
私とドレスの仕事との関わりは全くの偶然からでした・・・
福岡県の大学を卒業後、東京の照明器具の販売会社に営業職として就職しましたが、 就職6年目の5月にその会社は倒産してしまいました
思えば、私は営業マンとしてはどう考えても落第点の売り上げだったし、会社経費は無駄遣いするし、 そのわりには給料はしっかり貰ってたし、来るべきものが来た!という気持ちで、なんとなく悟りの境地?ともいえる第三者的な変な気持ちだった事を思い出します。
私は、もともと常に物事を楽観視するくせがあり、3ヶ月ほど気楽な失業者生活を送っているうちに就職するより、「資本のいらない便利屋でもするか」なんて考えて、 何をするという明確な目的もなく自分の会社を作ろうと思いたちました。

私は、もともと常に物事を楽観視するくせがあり、3ヶ月ほど気楽な失業者生活を送っているうちに就職するより、「資本のいらない便利屋でもするか」なんて考えて、 何をするという明確な目的もなく自分の会社を作ろうと思いたちました。
失業状態で暇はいくらでもあったので、全て自分で書類を作って公証人役場や法務局に出向き、 株式会社を登記したのが、昭和62年12月8日でした。
「会社を創れば後は何とかなるだろう」
という実に楽観的な考えから会社設立したのですが、甘すぎました・・・
「何ともならないのが会社」でした・・・
「資本のいらない便利屋」なんてとんでもありません(汗)
便利屋こそ資本が必要でした・・それは「お金」では無く、エアコンの取り付け等、 素人では到底出来ない「技術」が身についているという事でした。
資格と言えば、普通車の運転免許しか持って無く、日曜大工などの類は全く苦手な私では 仕事などほとんど来ないのは小学生でも予測はつくはずでした。(当時私は28歳)
本当になんにも仕事が無かったので、真夜中コンビニに配達するトラックの運転手をしながら、
「これからどうしようかな〜」 と気楽に考えているうちに、設立当時の同僚に、 「とにかく人と会うことだ」と言われ、そのとおりにしてみました。 以前の職場で面識あった人に手当り次第に電話して、会いに行き、事情を説明したのです。
そのうちのひとつに「海外からウェディングドレスを輸入して国内で販売」している会社があったのです。 ここから私の「ドレスとの関わり」がはじまったのです…。
会社を設立して既に1年半が経過していました。

その会社からドレスを仕入れて、九州を中心とする西日本の貸衣裳店に販売を始めました。
もちろんドレスに関してはど素人ですから、まずは全て飛び込みの営業です。
ビギナーズラックとでもいうのでしょうか、貸衣裳店を回り始めて間もなくある程度売れるようになって来ました。
女性の洋服のサイズさえも知らない私がウェディングドレスを販売しているなんて、 自分ながら面白いやら、貸衣裳店の方々に申し訳ないやら、何か可笑しそうな気分にもなりました。
そうこうしているうちに、貸衣裳店から「袖の形はもっと小さく」「胸元は開けて」・・・
等々、色んな要望が出てくるようになり、「これはなんとか対応しないと」と考え、洋服の補正が出来る内職さんを雇いました。 これで、ある程度のデザイン変更やサイズ変更にも対応可能になりましたが、それもつかの間、 今度は、
「こんなドレス作って」、
「この写真のドレスの袖を長くしたものを作って」、
「10日間でドレス作って」
などなどお客様の要望はとどまる所を知りません・・・
これでは「ドレスを仕入れて売る」いまの体制では対応不可能と思い、 今度はドレスそのものを作れるよう小さなアトリエを建て、専門のミシンを揃え、スタッフを揃え、 なんとかオリジナルドレスの生産が出来るようになりました。
会社経費無駄遣い三昧の三流営業マンだった私が、いつの間にか
「顧客満足こそ一番大切」
と考える普通の営業マンへと変身していったのはこの頃からでした。(当時36歳)
36歳にしてようやく社会人のスタートラインに立った気持ちになっていました。
しかし「顧客満足=貸衣裳店の満足=花嫁様の満足」と考えて行動していた私に疑問が 浮かび上がることがしばしば出てきました。
それはドレスのデザインの流行がゴージャスからシンプルに移行する段階でよりいっそう強くなってきました。(平成6年頃)
花嫁が貸衣裳店の方に「私はシンプルなのが着たい」と言ってもなかなかその要望を取り入れて対応しようというお店がとても少ないのです・・・。
私が、お客様の要望は「シンプル」なのですからそんなドレスを仕入れられたら、 喜んでもらえますよ、とアドバイスしても「シンプルなのは料金が高く貰えないから駄目」と、 私の提案はほとんど受け入れられませんでした。
このことがきっかけで、
「花嫁の要望に100%答えられる店を出そう」
と考えはじめ、福岡市内でもテナント料金が安いところに店を探し始めました。
すると、「思い」は「通じる」もので、福岡市内でも「おしゃれ」な街として知られる 百道(ももち)でレストランウェディングを手がけているオーナーと出逢うことができました。 そのオーナーと「顧客満足」について意気投合し、 出会って半年ちょっとで、その建物の一角をテナントとして、「ステラ」というドレスショップを開店させることができたのです。 この店を始めるに当たって、私が目指したのは次の5点です。
- オーダーでもレンタルでもその人の価値観に合った対応を心がける
- 結婚式が終わってから本当のお付き合いが出来る店にする
- 価格を明記してだれもがわかりやすい料金にする
- 全ての人が同じ価格、同じサービスを受けられる店にする
- お客様とスタッフという関係だけでなく「親しい友達」として、何でも相談に乗れる信頼関係を築き、 常に花嫁の悩みを解決すること

ウエディングドレスとドレスショップを選ぶのはお客様であり、 お客様に選んでいただけるような魅力あるお店創りを続けています。
「ステラに頼んで本当によかった、ありがとう」と言ってもらえるお店をめざし、スタッフ一同がんばっています。





























